業績を伸ばす「小さなお葬式」明朗会計

1 名前:海江田三郎 ★[] 投稿日:2015/05/25(月) 09:51:59.10 ID:???.net
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/150524/ecc1505240707002-n1.htm
インターネットで注文を受ける定額、低料金の葬儀「小さなお葬式」を全国展開するユニクエスト・オンライン(大阪市北区)が業績を伸ばしている。
追加料金を請求しない明朗会計や通夜を省略する大胆なプランなどが人気だ。昨秋からは安心な料金プランのノウハウを生かし、
結婚式事業に進出しており、業界の風雲児として話題を呼んでいる。(栗井裕美子)

 独自調査で相場価格
 ユニクエスト・オンラインは田中智也社長が平成18年に起業した。多くの追加料金を求められる葬儀費用に
疑問を抱いたのがきっかけ。そこで、葬儀の会場や参列人数などに応じて葬儀費用が自動で見積もりできるソフトを開発し、
価格順に葬儀社がリストアップされる専用サイト「葬儀本ドットコム」の運営を始めた。
 ところが、検索結果によって同じサービス内容でも葬儀社によって価格差が大きいことが分かり、
顧客から「どの葬儀社を選べばいいのか分からない」という問い合わせが寄せられた。
同社は「会場の使用料や棺の買い取り料などのサービスの相場価格が存在しないのが原因」と分析したという。

このため棺や花などの卸業者に聞き取りを重ね、独自に設定した相場価格をもとに定額制プラン「小さなお葬式」を開発。
同社がインターネットなどで販売を手がけ、提携先の葬儀社に委託して葬儀を執り行うという業界初というビジネスモデルを構築した。

 追加料金なしの定額制プラン
 通夜と告別式と火葬をセットにしたスタンダードなプラン「小さな家族葬」(税込み49万3千円)、
同じ内容で100人までの参列者に対応する「100名までのお葬式」(同64万3千円)のほか、
通夜を省いた「小さな一日葬」(同34万3千円)や、火葬のみの「小さな火葬式」(同19万3千円)を販売している。
 日本消費者協会が26年に発表した業界平均(約122万円)に比べて割安に料金を抑えた。
戒名などの寺院関連の手配料などのオプションメニューのほかは、追加料金がかからない明朗会計を徹底した。
質素な葬儀を求める顧客のニーズに合せた商品展開も人気を集めている。
40~60代の問い合わせが多いといい、利用者からは「お葬式は高いものと心配していたけれど、
表示価格はすべて込みの金額だったので助かった」「初めての段取りだったので不安ばかりだったが追加料金が本当になく、
明確でありがたかった」などの声が寄せられているという。

 大手自動車メーカーなども福利厚生として同社の商品を取り扱っている。サービスを開始した21年は約5千件を販売し、
2年後に倍増の1万件、25年に1万4千件に達したという。

 コンビニ決済も
 さらに、生前に葬儀などの準備を整える「終活」が広まっていることを受け、同社は26年3月、
早く購入するほど葬儀費用が安くなる「早割チケット」の販売を始めた。チケットは1枚500円で、
購入後31日目以降の3年間、葬儀費用を割り引く。有効期限後は更新が必要になる仕組みだ。
 販売開始から1年で約5千件が売れた。同社は今年4月から来年3月までの販売目標を約2・5倍となる1万2千枚と設定。
4月から全国の大手コンビニエンスストアの専用端末で支払いできるようにした。
これら明朗会計、割引などのノウハウを生かして同社は26年11月、結婚式プランの提供も始めた。
日取りが申し込みから4カ月~2カ月以内の場合は割り引く業界初のサービスを導入している。
 間近の空室は埋まらない可能性が大きいため割引の優遇策で有効活用する狙いで、
挙式2カ月以内が最大の割引となる。挙式と披露宴をセットにした「披露宴プラン」(税込み64万8千円)、
挙式と食事会をセットにした「会食プラン」(同19万8千円)、挙式のみの「挙式プラン」(同9万8千円)がそれぞれの最安値だ。

 同社の田中社長は「不明朗な葬儀価格を明確にするという社会的役割を追求してビジネスモデルを構築した。
結婚式も含めて予算的にも安心して冠婚葬祭に臨んでいただければ」と話している

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